嵐山戌吉さん

嵐山戌吉さん(嵐山成吉さん)
サムネ:嵐山戌吉.jpg
退治屋稼業の「最初の長編」に挑戦されたのはこのお人。
「蒼炎のクラックムーン」は現在連載休止中ですが
カイザーの頬のタトゥーをクラックムーンと呼ぶという設定が生まれたのはこの作品でした。
根強い人気を誇るシーザーがストーリーに初登場したのもこの作品。

今回は色々な「初登場」「初設定」を漫画を描きながら作っていった
嵐山戌吉さんにインタビューです!

※インタビュー中の太字部分は「蒼」のコメントです。


退治屋稼業企画に参加しようと思ったきっかけは何ですか?

インタビュー:嵐山さん:カイザー達(ポスター).JPG
キャラクター設定が面白く。
題材として退治屋稼業と言う目的が単純にはっきりしているところが描きやすそうで、
面白くて来そうな気がしたので。
例えば、ルパン3世やドラえもんとかは、
その設定くれたらなんかかけそうな気がするみたいな・・・実際は描けませんけどね(笑)

――素材がいいものを使うと二次創作の道を選ぶことになってしまうので、ちょっとやりづらい…。
そんな中、嵐山さんはそうしなくても良いものを発見された。
それが当時始まったばかりの企画「退治屋稼業」だったんですね。
      • 嵐山さんが「蒼炎のクラックムーン」を描き始めた頃のことはたぬくまさんのインタビューで語られています。

インタビュー:嵐山さん:まじか?.JPG
設定はもらいつつ、自分流に行くということをギャグを交えながらさらっと解説している1コマ。


「蒼炎のクラックムーン」を描こうと思ったきっかけは何ですか?

インタビュー:嵐山さん:蒼炎のクラックムーン.jpg
カイザーのあの頬のタトゥーを使わないわけにはいかないと思ったからです
んで、
早い者勝ちで勝手に設定するという(笑)

――設定先取り選手権で一番乗りだった、という訳ですね!
親の愛と親との別れの象徴とも言えるクラックムーンが、
顔に文様を刻むほど成長してしまっているのは、
カイザーに常に現実を突きつけているようで、悲しいことだと思います。
    • 退治屋稼業企画はこの後にパラレルワールド可という決まりになったので、嵐山さんは「最初にカイザーの頬のタトゥーに設定を加えた人」ということになる。

インタビュー:嵐山さん:カイザーと家族達.JPG
幸せな少年のはずだった、幼き日のカイザー。

インタビュー:嵐山さん:クラックムーンに賭ける.JPG
しかし、別れと共に苦悩と試練の日々が始まる。


カイザー達の敵として、シーザーを配置した理由があれば、教えてください。

インタビュー:嵐山さん:シーザー.JPG
大剣をもっていたのでフェイスの敵役に丁度いいなと思ったからです。
よくあるパターンで、カイザー対グレッグ フェイス対シーザー ミーナ対メイリーンになる予定でした。

――シーザーはフェイスと対決する予定だったんですね!
今読み返すと、フェイスは既にシーザーに勝っているようにも見えますが、
当時はシーザーはまだ何かやらかすのではという気がしていました。
フェイスがシーザーの行動を誘導するシーンが印象的ですが、
あのシーンは対決を予感させるものだったと。そして4話の対決。
メイリーンは敵方で唯一の女性キャラで、印象に残っていましたが、
カイザーの過去に印象的な女性「ルカティ」が登場していたので
本当に戦うのか、それともああ見えて寝返り要素のあるキャラなのかも…と深読みしたりしていました。


カイザーを描くときに注意したことはどんなことですか?

インタビュー:嵐山さん:カイザー.JPG
イキってるけど、実は優しいみたいな

――たぬくまさんの「触覚ヘアー」をきっちり継承しているのも嵐山カイザーの特徴ですね。


フェイスを描くときに注意したことはどんなことですか?

インタビュー:嵐山さん:フェイス2.JPG
ちょっと冷たい感じだけど実は優しいみたいな

――敵には容赦ないが、仲間を信じている。
自分も含め気まぐれなんだぜ、というイメージがあります。


ミーナを描くときに注意したことはどんなことですか?

インタビュー:嵐山さん:ミーナ.JPG
猫手をかわいく描くのに苦労した・・・てか、描けてないw

インタビュー:嵐山さん:ミーナ(猫手).JPG
――いやいや、可愛いですよ、猫手。


シーザーを描く時に注意したことはどんなことですか?

インタビュー:嵐山さん:シーザー2.jpg
方言を使ったんですが実はその方言。
僕はあんま知らない!どうすんだよ!ってなりました

――シーザーの方言が分からない!と思うことがありますが
実は初登場させた嵐山さんも馴染みがある方言という訳では無かった!?


当時はまだ「カイザーの頬のタトゥー」としか設定されていなかった、カイザーのタトゥーを「クラックムーン」という特殊な痣に設定された理由を教えてください。

理由というか脳の未知の領域に
クラックムーンが突き刺さると覚醒するっていうのを思いついたからです

――ぎゃあ、怖い(笑)。
強制的に個人の能力を引き上げることが出来るものの、
クラックムーンの成長過程で気が触れることもあるらしいですし、本当に危険な代物ですね。


特殊能力を持つ基準として「センテンス」の設定が登場したのは「蒼炎のクラックムーン」でした。「センテンス」の設定を作った理由を教えてください。

インタビュー:嵐山さん:メイリーン.JPG
「センテンス」は実は「センス」だったんですが、間違えたんですw
それで、センテンスには神の裁きと言う意味があったので、まぁいいか・・・ってこじつけたんです

――なんと!
ですがいっそ「神の裁き」までスケールが大きくなった方が良かったかもしれませんね。
今回教えて頂いた、後に描かれる予定だった壮大なストーリーの事を思うと、そう感じます。


退治屋稼業に登場するキャラクターの中で、特にお気に入りのキャラがいれば教えて下さい。

カイザーです。このキャラは欲しいですw

――嵐山さんのカイザーは、繊細さとワイルドさという
一見融合不可能な要素を併せ持っていて、格好いいと思います。

インタビュー:嵐山さん:カイザー2.JPG
この場面を見たとき、シビレました。


退治屋の世界観や空気感を出す時に、退治屋作品として意識した部分はどんなところですか?

広ーい感じ。宇宙を描いたのはこれが初めてかもしれませんし、
その後も宇宙を描いたことがありません!

――決められた「漫画の原稿サイズ」の中で
いかに宇宙の「広さ」を語るかがポイントになっていそうです。
広い荒野や埃っぽい街、現代日本とは違う世界観に「嵐山ワールドへようこそ」という広さを感じます。

インタビュー:嵐山さん:ミーナ2.JPG
一部のハイテク武器は使えないという環境での戦いだった。


退治屋作品を描いてみた感想を教えて下さい。

描き終えられなかったことを悔やんでいます・・・・

――私は、いつまでも待っています。


「蒼炎のクラックムーン」の今後の展開について、もしよろしければ少しだけ教えてください!

ペン入れをしていないので、自分のブログにしかUPしていませんが
5話まで読んでいただいた前提で、続きはこうです。
時空を捻じ曲げる力を持ったグレッグによって全員過去に引きずり込まれます。
過去のその場所にカイザーは見覚えがあります、
雨が降り出し雷が遠くに見える建物に落ちます。
カイザー「そうか・・・そうだったのか・・・やっとわかったぜ」
「俺はここを知っている、ここでこれから何が起こるのかさえも」
この日は無力な子供の頃のカイザーの目の前で
恩人のルカティーが虫に食い殺される日だったのです。
元の時間に戻るにはグレッグを探さなければなりません。
しかし、カイザーはルカティーが死ぬ過去を変えるために街に向かいます。
それをミーナは止めようとしますが
(グレッグが先に一人で元の時間に戻ってしまったら永遠にカイザーたちは帰れないから)
カイザーはミーナを見ていません。
ミーナはカイザーがもう戻ってこないのだと直感します。ってな感じで、
長い話になってしまったんです><

――カイザーの過去に深く、深く触れる話の予定だったんですね。
それでいて現在にも強い絆がある。
一度は届いていたミーナの声ですが、
ルカティ姉さんを失った過去には敵わない…。
そう、今のカイザーには蟲を退治する力がある。力が足枷になってしまっている。
そこからカイザーがどうやって、精神的に復帰するのか…!?そんなお話になる予定だったんですね。
実は第5話で既にグレッグは力を発動させていますが「その瞬間」だったためか
私はあまりにも強大な力について理解できていなくて。
この説明を読んでから第5話を読むと、印象が変わりました。

インタビュー:嵐山さん:カイザーとルカティ.JPG
貴女だけは失いたくなかった。貴女を失った現実を生きてきたけれど、本当は……。
そんな話が展開される予定のようです。


その他、今後退治屋作品を描くメンバーさんへのアドバイスや、嵐山さん自身の意気込みなどを教えて下さい!

同じものでみんながつながれることは素敵なことです。
楽しみながら仲間を増やしていってください!

――このインタビュー企画を通じて、
「退治屋企画は自分の帰ってくる場所だ」とか「公園のような場所だ」とか
とにかく「みんなが穏やかな気持ちで集う企画」であることを
思い出させてくれるコメントを頂きました。
そして企画は、これからもこの繋がりを通して大きくなっていく。仲間が増えていく。
そうなるよう、頑張っていきましょう!


まとめ

退治屋稼業企画の「自由度の高さ」「設定の完成度、未完成な部分」をいち早く見抜き、
ストーリー作品に着手された嵐山さん。
まだ使われていない特徴を自分ならどういう設定にするか、と考えながら
物語の幅を広げていけるのは現在も変わっていません。
まだ語られていないキャラ、まだ語られていない過去、
まだカイザー達が触れていない未来……
退治屋の物語はどこへ向かっても冒険の日々が待っているはずです。

「あの特徴、気になるけど、まだ設定がないのかなぁ?」と思ったら
自分が設定を作ってみる!ということは今からでも
まだまだ可能なことですので、キャラクターに自分好みの設定を付け加えてみると、
退治屋のキャラ達をよりいっそう身近に感じられるかもしれませんね!

嵐山戌吉さん、ご協力ありがとうございました。

(蒼)

  • 最終更新:2016-02-10 15:52:05

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